編集後記
2007年12月23日
●2008年のカレンダーのページを作成しました
2008年のカレンダーが完成しました。なんとか年内に間に合いました。
今年のカレンダーの写真は年代順に使ってみました。
1月のカレンダーの写真は1981年デビュー直後のものです。
ニックはそうでもないけど、ジョンは良く撮れてますね。この写真だけ見れば、7割ぐらいの女の子は「ジョンが一番」と言いそうです。
(出典：ミュージック・ライフ1981年5月号)
2月のカレンダーの写真は1982年「Rio」の頃の写真です。
4月下旬〜5月上旬に来日した時撮影されたものです。まだあどけなさと垢抜けなさが残っていますね。
(出典：ニューロマンティック・イヤーズ)
3月のカレンダーの写真は1983年「Seven & The Ragged Tiger」の頃の写真です。
メンバー全員びっくりするくらい垢抜けてます。
(出典：1985年カレンダー)
4月のカレンダーの写真は1984年「Wild Boys」「Arena」の頃の写真です。
カラーじゃなくてすいません。ポスターなら同じ写真でカラーがあるのですが。こういう格好をしてもニックは優美さを失いませんね。
(出典：ロック・ショウ1985年1月号)
5月のカレンダーの写真は1986年「Notorious」の頃の写真です。
シックでエレガント。Notoriousの頃の写真の中でもかなりお気に入りの写真です。
(出典：ポップ・ギア？月号)
6月のカレンダーの写真は1988年「Big Thing」の頃の写真です。
3人のはじけるような笑顔が素敵で大好きな写真です。
(出典：多分もらったものなのでよくわかりません）
7月のカレンダーの写真は1990年「Liberty」の頃の写真です。
ちょうど7月にプロモ来日した時の写真です。
(出典：ミュージック・ライフ1990年9月号）
8月のカレンダーの写真は1993年「The Wedding Album」の頃の写真です。
よく見る写真ですが、この頃の写真はあまり持ってないのでこの写真を使いました。
(出典：キーボード・マガジン1993年5月号）
9月のカレンダーの写真は1995年「Thank You」の頃の写真です。
この頃の写真は実は2枚しか持ってなくて、もう一枚はカラーなのですがぼけた写真なのでこちらを使いました。
(出典：ミュージック・ライフ1995年6月号）
10月のカレンダーの写真は2000年「Pop Trash」の頃の写真です。
順番でいくと、本当はMedazzalandの頃の写真を使わなくてはいけないのですが、
そこ頃の写真はサイモン単独の写真ならあるのですが、バンド写真はMedazzalandのCDについてる冊子に載っているものしかないので飛ばしました。
(出典：Pop Trashツアーのパンフ）
11月のカレンダーの写真は2004年「Astronaut」の頃の写真です。
ちょっと面白い構図ですね。
(出典：The Washington Post 2004年10月23日号）
12月のカレンダーの写真は今年2007年の写真です。
12月はウォーレンの誕生日があるのですが、ウォーレンが写っている写真じゃなくてごめんなさい。
(出典：イン・ロック 2007年12月号）
26年の変遷をお楽しみいただけたでしょうか？
カレンダーといえば、今年はデュランのオフィシャル・カレンダーは発売されなかったのです。
それで eil.comでアンオフィシャルのカレンダーを購入しました。
でも、このカレンダー、ロジャー単独の写真が1枚しかないのに、ニック単独の写真は4枚もあります。
ニックファンとしては嬉しいのですが、バランスとしてどうでしょう。
2007年12月5日
●Red Carpet Massacre
ニューアルバム "Red Carpet Massacre"の日本盤を購入しました。
買う前からSONY BMGのサイト
でボーナストラック以外さんざん聞いていましたが、やっぱり実物を手にすると感慨もひとしおです。
感想を言う前にこのアルバムの経緯を説明すると、2005年9月にスタジオ入りして、途中コンサートをはさみ、
2006年4月にはジョンが「ほとんど完成して、11月か来年1月には出す」と言っていたのですが、
"Reportage"と名づけられたそのアルバムはアフガニスタンやイラク戦争に関する政治的メッセージ色の濃いもので、
5月にはレコード会社からヒット性のある曲がないということでダメだしされたらしいです。
そこで、2,3曲新しい曲をヒットメーカーのティンバランドと組んで作ることになったのですが、
時間的に手間取って、9月上旬にニューヨークのスタジオに集まる手筈になったのだけど、
そこにアンディは現れず、結局アンディはそのまま脱退。
バンドはティンバランドと組んだ結果が良かったのと、アンディの脱退で今まで作ったものを出すのは法的な問題が生じるということで、
はじめからアルバムを作り直すことを決意。11月中旬までコンサートを行ったあと、
ティンバランドと共にNite Runnner、Skin Divers、Zoom Inのプロデュースに参加していたネイト・”デンジャ”・ヒルズをプロデューサーに迎えレコーディングを再開。
５月には完成したけど、その後Nite Runnerの曲作りに参加したにジャスティン・ティンバーレイクからもう一曲作ろうと提案を受け、
ティンバーレイク・プロデュースでFalling Downを制作し、アルバムに追加。11月にアメリカ・ヨーロッパ等で発売し、12月にようやく日本でも発売されました。
それで感想はというと、Astronautがキーボードを中心に作りこんだ感じのアルバムだったのに対し、
今回のアルバムはサイモンのヴォーカルを前面に出したシンプルでラフな感じを受けました。
大まかな点ではかなり好きなんですが、もう少し練りこんで欲しかったなというのが正直なところです。
まず気になったのが"Tricked Out"。
この曲は一昔前のシューティング・ゲーム音楽みたいな緊迫感と盛り上がりがとても好きなんですが、
最後の3分の1で腑抜ける。例えるなら、幾千もの敵の砲弾をかいくぐり、ようやくラスボスと対決。
さてこれからが最高潮、と思ったらボスが意外としょぼくて「えっ、もうこれで終わり？」という感じ。
盛り上がったまま終わって欲しかったです。
タイトル曲の"Red Carpet Massacre"も最後の終わり方が気になります。
動から静に移るのが唐突な感じがします。
"Box Full O' Honey"も前奏なしにいきなり曲が始まるところに唐突感があります。
"Falling Down"は雑味を抑えて透明感を出したらもっと良くなったのではないかと思います。
サイモンのヴォーカルが少々こなれていない感じがします。
一番完成度が高いと思うのはティンバランド・プロデュースの"Skin Divers"。
デュランの音としても新しく、うまくティンバランドと融合した感じです。
ぜひこれをシングルカットして欲しいです。
同じくティンバランド・プロデュースの"Nite Runner"はいまいちリズムに乗れません。
"Can I put my hands on you tonight〜"のところで盛り上がらなきゃいけないのにぎこちなさを感じます。
いろいろ文句を書きましたが、先ほど言ったように大まかな点では好きなんです。
はじめ聞いたときは粗ばっかり気になってしまいましたが、
聞き込んでるうちに良いところに目が向くようになりました。
今回、私はDVD付のアルバムを買ったのですが、内容物が海外盤と違いました。
海外盤には16ページと28ページの冊子(一冊はバンドの、もう一冊はジャケット表紙を飾った4人のロシア人女性の写真が載っている)
とプレス・バッジ・ステッカーが付いてスリップケースに入っているらしいのですが、
日本盤には個々のメンバーの写真(モノクロ)と4人の女性の写真が各一枚ずつ掲載された薄い8ページの冊子のみでした。
そのかわり日本盤にはボーナストラックの"Cry Baby Cry"とDVDに"Falling Down"のプロモーション・ビデオ、
対訳付きの歌詞カードが付いてるんですが。
USAデラックス盤の内容物 (Lizard KingのBBSから拝借)
日本盤の冊子
↑サイモンの写真、こんなやつれて目に力のない写真を使わなくてもいいのに。でもニックのはかなりいい写真です。