編集後記
2007年3月18日
●1987年3月の来日コンサート
1987年3月、デュランは3度目の来日を果たしましたが、私はこの時のコンサートには色々あって行きませんでした。
しかし、新聞のレビュー記事(多分、読売新聞)をとってあるのでご紹介します。
日本公演 セットリスト（Rock Show 1987年6月号参照）
1 A View To A Kill
2 Notorious
3 American Science
4 Union Of The Snake
5 Vertigo
6 New Religion
7 Meet El Presidente
8 Election Day
9 Some Like It Hot
10 Skin Trade
11 A Matter Of Feeling
12 The Chauffeur
13 Save A Prayer
14 Hold Me
15 Is There Something I Should Know?
16 Hungry Like The Wolf
(アンコール)
17 The Wild Boys
18 The Reflex
1993年12月の公演、1989年2月の公演、今回の1987年3月の公演と、新聞によるコンサートレビューを3回ご紹介してきました。
どれも好意的な内容(３つともサイモンをほめてますね)でしたが、1993年のレビューが一番良かったように思います。
一つには、ミュージック・ライフの記者がアレンジについて単に「別アレンジ」としか表現していないところを、
「テンポを落として浮遊感を出し」、「レゲエ風のリズムを導入」と具体的に述べている所。
もう一つは「前半で過去の遺産を否定して、新しい姿を打ち出す一方、最後は過去を期待するファンにもこたえざるを得ない。
前向きな姿勢と同時に、バンドが現在抱えるジレンマが図らずも出た感じだ」と結論付けているところが興味深かったです。
コンサート一つでここまで考察するとは。「ニック〜、こっち向いて〜」なんて思いながら見ている私には書けない文章です。